生活習慣病
あなたの暮らしに寄り添う
生活習慣病のパートナー
生活習慣病
生活習慣病の治療において、私たちが何よりも大切にしているのは、患者さまお一人おひとりの「日々の暮らし」に寄り添うことです。単に検査数値を下げることだけを目的とするのではなく、数値の背景にある生活背景を考慮し、将来の健康を一番身近な場所で支えることを目指しています。
「健診で指摘を受けたけれど、何から始めればいいかわからない」という不安も、まずはそのままお聞かせください。無理な制限を押し付けるのではなく、ライフスタイルに合わせて「どうすれば無理なく続けられるか」を共に考え、健やかな未来への歩みを丁寧にサポートいたします。
こんな症状はありませんか?
- 「再検査が必要」と言われた
- 血圧や血糖値の高さが気になる
- 水分を摂る量が急に増えた
- 夜中に何度もトイレへ行く
- 食生活は変わらないのに体重が減った
- 短期間で急激に太った
- 階段の上り下りで胸が苦しい
- 少し動くと息が切れる
- 手足の先がピリピリする
- 急に目がかすんだり見えにくくなる
- 肩こりとは違う頭の重さがある
- 立ち上がるとふらふらする
- 十分に休んでも疲れが取れない
- 常に体がだるい
- 食欲がない
- 足の親指の付け根などに激痛が走る
- 睡眠中に呼吸が止まっていると
言われる - 日中ひどい眠気に襲われる
生活習慣病を引き起こす要因
- 食生活の乱れ
- 過度な塩分、糖分、脂質の摂取は、血管や内臓に負担をかけます。
- 運動不足
- 運動不足だと摂取したエネルギーを消費できず、体内に脂肪が蓄積します。
- 休養不足とストレス
- 心と体の「疲れ」は、自律神経やホルモンバランスを乱します。
- 嗜好品(タバコ・お酒)
- 過度な喫煙や飲酒などは、血管に直接的なダメージを与え続けます。
注意しておきたい代表的な
生活習慣病
糖尿病
血液中のブドウ糖がうまく処理されず、慢性的に高い状態が続く病気です。
やっかいなのは、痛みもだるさもないまま進むことです。余ったブドウ糖は全身の細い血管を内側から傷つけ、毛細血管が密集する目・腎臓・神経が標的になります。血糖の平均的な状態はHbA1cという値に表れ、体調の良し悪しだけでは気づきにくい変化も、この値に反映されます。
高血圧症
血管にかかる圧力が高い状態が続く病気で、「サイレントキラー」とも呼ばれます。
自覚のないまま動脈硬化を進め、やがて脳卒中や心筋梗塞という形で表面化するからです。血圧は緊張や時間帯によっても変わるため、診察室で測る一度きりの値と、ふだんの暮らしの中での値とは、異なることがあります。
脂質異常症
血液中のコレステロールや中性脂肪が、基準より多い、あるいは少ない状態をいいます。
痛みもだるさもなく、体の変化が一切ないのが特徴です。余った脂質は自覚のないまま血管の内壁にたまり、通り道を少しずつ狭めて、やがて心臓や脳の血管をふさぐ土台になります。体の変化として表れにくいぶん、血液検査の数値で気づかれることの多い病気です。
高尿酸血症
血液中の尿酸が増えすぎた状態が高尿酸血症で、これが関節で結晶になり、激しい炎症を起こした状態が痛風です。
痛風というと発作の激痛が知られますが、その手前には、痛みも症状もない高尿酸血症の段階があります。尿酸はプリン体から作られ、飲酒や食べすぎでも増えていきます。
生活習慣病の治療について
-
運動療法
ウォーキングのような有酸素運動を習慣にすると、血圧も血糖も下がり、回収役であるHDLコレステロールはむしろ増えていきます。一方で、無理に追い込めば関節や心臓を痛め、効果より負担が勝ってしまいます。年齢や体力、持病によって続けられる強度は人それぞれ違うため、当院では、その方に無理のない運動の強さと頻度を一緒に組み立てます。
-
食事療法
食事療法で見直すのは、量よりも中身です。その人の活動量に見合うように栄養の配分を整え、食べる時間帯や順番といった習慣まで含めて見直していきます。とはいえ、何をどれだけ変えればよいかを自分だけで判断するのは難しいものです。当院では患者さまと一緒に、毎日の暮らしになじむやり方を探します。
-
薬物療法
薬は、食事や運動の代わりになるものではありません。それらを続けても数値が下がらないとき、あるいは初診の時点ですでに高すぎるときに用いる手段です。降圧薬や血糖を下げる薬、脂質を整える薬など種類はさまざまで、体質や飲み合わせを確かめたうえで選びます。
自覚症状がないからこそ「早めの対策」が将来の安心に
生活習慣病の恐ろしさは、初期の段階では痛みや違和感といった自覚症状がほとんどない点にあります。自覚がないまま血管や内臓への負担が少しずつ積み重なり、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重大な病気を引き起こす原因となります。
こうしたリスクを未然に防ぐために何よりも有効なのが、早期発見と早期治療です。特に生活習慣病は、血圧測定や採血(血液検査)を伴う健康診断で見つかることが非常に多いため、若いうちから年に1回は必ず健診を受ける習慣を持ちましょう。